雲解像モデルCReSS(Cloud Resolving Storm Simulator)

 【概要】

CReSS (Cloud Resolving Storm Simulator)は雲スケールからメソスケール(中規模)現象のシミュレーションを行うことを目的とし、大規模並列計算機で効率よく実行できように設計されています。このため非常に高い空間解像度で大規模な計算ができます。基礎方程式系は非静力学・圧縮系、計算は3次元領域で地形を含むもので、固体降水を含む詳細な雲物理過程、乱流、地表面過程、地温の計算などの物理過程を含んでおり、コントロールされた条件を与えて理想的な数値実験を行なえるだけでなく、粗い格子のモデルにネスティングして予報実験も行うことができます。
問い合わせ先
坪木 和久
E-mail :tsubokinagoya-u.jp

 
雲解像モデル(CReSS)により再現された台風T0418  

衛星データ・シミュレータ・ユニット(Satellite Data Simlator Unit、SDSU

 【概要】

衛星データ・シミュレータ・ユニット(Satellite Data Simulator Unit、SDSU) は、衛星搭載マイクロ波放射計、レーダ、可視赤外イメージャから得られたデータをシミュレートする目的のもと開発されました。 SDSUパッケージの応用例としては、リトリーバル・アルゴリズム開発はもとより、雲解像モデル(CRM)への適用も重要な課題の一つです。種々の衛星センサを想定したシミュレーション結果を実際の観測と比較し解析することにより、 CRM性能のテストや改良の一助となることが期待されます。SDSUについてのより詳しい情報およびダウンロードは、以下のリンクから辿ることができます。
問い合わせ先
増永 浩彦
E-mail : masunaganagoya-u.jp

 
衛星データ・シミュレータの開発