Ka バンドレーダー(雲レーダー)

  • 種別: 国内共同利用観測機器
  • 設置日: 2014年3月
  • 稼働実績: 320日(7,680時間)2018年度
  • 共同研究: 4,320時間(4課題)
  • 主な利用機関: 琉球大学・京都大学・山口大学・神戸大学・情報通信研究機構・防災科学技術研究所
  • その他の情報: 三菱製

【概要及び目的】35GHz帯の高周波数の電波により、粒径の小さい雲粒子に関しても観測が可能であり、すでに保有しているマルチパラメータレーダとの同時観測により、降水プロセスの理解に必要な雲と降水の双方の時間空間的変動を総合的に観測できる。H24年度の補正予算で認められ、H25年度に動作確認のための試験運用を行った。H26年9月より連続観測を行っており、H27年度からは本格的に共同利用機器として共同研究に活用している。

【その他特徴的な利用方法】平成26年3月に打ち上げられた全球降水観測計画(GPM)の主衛星に搭載されたKa帯レーダの検証にも利用する。集中豪雨をもたらす積乱雲の発生過程や上層雲内の氷晶と雪片分布の解析も行っている。