日本の宇宙開発の発展にとって民間の宇宙利用拡大が不可欠となっていますが、衛星開発には巨額な費用がかかる上に、宇宙利用の人材不足がその拡大を妨げる障壁となってきました。その問題解決のため、コストの削減・スケジュール短縮を可能にする超小型衛星の開発が進められています。しかし、民間で超小型衛星やそのデータを有効に活用できる人材が不足しているのが現状です。そこで、超小型衛星やそのデータの利用に関する基礎知識を有し、民間における人工衛星利用の潜在的ニーズを掘り起こすことができる人材の育成を目指し、本プログラムが平成30年度よりスタートしました。下記の要領で2週間基礎コース(第5回)および2週間上級コース(第3回)を実施します。
人工衛星やデータを用いた宇宙利用に興味のある、学部生・大学院生、社会人。
宇宙や人工衛星に関する知識、また文系理系の別や専攻を問いません。講義・実習は日本語で行います。
基礎・上級コースとも各20名。応募者多数の場合は、申請内容に基づき決定します。
講義・グループワークの演習はオンラインで行います。実験装置を用いる実習は名古屋大学東山キャンパスで行います。
無料 (かかみがはら航空宇宙博物館見学含む)。
申請フォームから申請してください。
その際、人工衛星やそのデータ利用に関する興味、アイデアについて記入していただきます。
2月3日(水) 午後5時まで。
基礎コース: 2021年2月12日(金)から2月26日(金)まで
上級コース: 2021年3月1日(月)から3月12日(金)まで
の土日、祝日を除く10日間。コース修了時に修了証を授与します。
座学による講義と講義内容に基づく実践的な実習に分けられます。本コースで、宇宙開発・人工衛星利用の現状からプロジェクトの進め方まで学修することができます。
上級コースでは、熱真空・振動試験、人工衛星データ解析など基礎コースよりも専門的なカリキュラム体系となります。基礎コースを履修した後で受講することを推奨します。
熱真空試験実習と振動試験実習は2日で行い、1日名古屋大学、1日オンラインの形式で行います。
